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浅井隆宏の日記。

徒然なるままに書いていきます。趣味、本業のことなどetc.

はじめまして。

blogというものに、手を出さず来ましたが、、なんとなく友人にすすめられて手を出してしまいました。

はじめての記事で何を書こうかと思っているのですが…

音楽の話題からいこうと思います。
先日、アンドラーシュ・シフ(正確には、サー・アンドラーシュ・シフですね。同郷の音楽家にはサー・ゲオルク・ショルティがいます)のリサイタルに行ってきました。
まず、私とシフとの出会いを簡単に…私が、はじめてシフの演奏を聴いたのは、中学一年の6月くらいだったとおもいます。ロンドンデッカより発売されていた、バッハの平均律クラヴィーア第一巻のCDだったと記憶しています。粒だちのよい音で、明るく、バッハを軽快(ピアノは重々しい解釈が多い)に演奏するこの外人の演奏がすぐ好きになりました。当時は、タチアナ・ニコラエワなども聴いていましたのでかなりシフの演奏は新鮮だったのでしょう。その後、私は音高、音大へ進学し、専門的にピアノを学んでいく選択をしました。その間もシフの演奏が大好きで、ついには販売されているシフのCDは全て持っているという状態です。

さて、今回の日本来日公演は、ラスト・ソナタズという題名のものでした。
3年ぶりの来日で、3年ぶりにシフを見ましたがずいぶんとフケてしまった、、というのが第一印象でした。この方、1953年12月21日生まれの63歳でしたが、見た感じプラス10歳という感じでした。
楽器はベーゼンドルファーの280VC(いや、この会場には彼が選定したベーゼンがあったはずだが…)ヤマハ買収以降の新モデルですね。
演奏が始まって驚いたのは、まず調律がいつもと違います。○ッコさんはこんなに落ち着いたのか!と思ったくらい…しかし、これはプログラムノートにしっかりと書いてありましたが、調律の方変わったようですね。(個人的には新しい方の調律が好きですね)ただ、ピアノが新しいこともあって、まだ楽器が鳴らないんです。ここだけ残念だった。
シフの演奏について、凄かったとしか書けません。というと面白くないので、ここからは一個人の意見ですが、テクストをかなり読み込んでいるシフ。この方が自由に、しかしながらホロヴィッツのように作曲家が全く見えなくなるような表現までいかない。しかし、シフの個性と各々の作曲家が調和してという演奏でした。3年前来日時に彼のベートーヴェンの後期3曲を聴きましたが、全く演奏が変わっていたのです。

感じたものは本当に多い演奏会でしたが、単純に思ったのは、真摯に音楽に向き合い、なおかつ健康で長生きしなくてはいけないなぁと思った演奏会でした。当たり前のことかもしれませんが、難しいことですね。